【エアコンクリーニング】室内機を取外&完全分解して徹底的に洗浄する方法(上級編)

エアコンを取り外して完全分解洗浄するDIY方法

春から夏にかけて気になることといえば、エアコンの風が臭くなることだと思います。

その原因となるのは、エアコン内部に発生したカビ汚れです。

一般的な大手のエアコンクリーニング(料金1万円前後のもの)ではエアコンの本体カバーぐらいしか取り外さないので、その状態で洗浄する事ができないドレンパンや、細かな部品の裏側などに付いたカビ汚れまでは取り除くことができません。

カビ汚れを徹底的に取り除いて、エアコンを新品と同様レベルの状態にするには、エアコンの室内機を取り外してバラバラに分解し、パーツ毎に洗浄していく必要があります。

エアコンのパーツを一つ一つ取外して洗浄していけば、エアコンから吹き出さされる風の嫌な匂いは全くなくなります。

この方法のデメリットは、ある程度のDIYスキルが必要になること、半日以上時間がかかること、そして故障しても自己責任になる点です。

ただ、一度この方法をマスターしてしまえば、今後エアコンクリーニングで困ることはほとんど無くなるといっても過言ではないと思います。

今回は、そんなエアコンの室内機を完全に取り外して行うエアコンの完全分解クリーニングの具体的なやり方について、写真付きで詳しくお話していきます。

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エアコンのDIYクリーニングで必要なもの

ここからは、エアコンのDIYクリーニングで必要なものについてお話していきます。

【必要なものその1】脚立とシート

エアコン室内機を取り外す際に使った脚立とシート

エアコンの室内機を取り外したりする時に脚立を使います。

比較的大きなサイズのものを用意しておくと作業が楽になると思います。

また、室内機を取り外す際に、室内機から汚れた水などが落ちる場合がありますので、養生用のビニールシートも準備しておいたほうがいいと思います。

【必要なものその2】プラスドライバー

エアコン取り外し道具のプラスドライバー

プラスドライバーは、エアコンを分解したりする時に使います。

一般的なサイズのものがあればOKですので、準備しておきましょう。

【必要なものその3】マイナスドライバー

エアコン配線を抜く際にマイナスドライバーで押す

マイナスドライバーはエアコンの配線を取り外す際に使います。

少し大きめのものを使ったほうが力を入れやすいと思います。

【必要なものその4】モンキーレンチ

バルブキャップをモンキレンチで取り外す

モンキーレンチは、エアコンのフレアナットやバルブキャップなどの取り付けや取り外しで使います。

大きめのものと中ぐらいのもの、それぞれ1本づつ準備しておきましょう。

【必要なものその5】六角レンチ(4mm)

エアコン取り外しのポンプダウンで送り側を閉じる

エアコンの配管の中にある冷媒ガスを室外機の中に封じ込めるためのポンプダウン運転を行う際に、4mmの六角レンチ(1本)を使います。

【必要なものその6】トルクレンチ

エアコンの配管を締め付けるトルクレンチ

エアコン配管からの冷媒漏れを防ぐためには、トルクレンチを使って適切な締め付けトルクでフレアナットを締め付ける必要があります。

今回は、車のメンテナンスで使うトルクレンチ(約2000円)とソケットセット(約1500円)を活用しました。

【必要なものその7】真空ポンプ

真空ポンプを使って真空引きをする

エアコン洗浄後に冷媒配管を接続したら、配管内の空気を抜き取る真空引きという作業を行うために真空ポンプが必要となります。

真空ポンプで配管内を真空にすれば、配管内に入った水分は真空では蒸発してしまうため、その大部分を配管外に排出することができます。

エアパージ方式(冷媒ガスで配管内の空気を押し出す方法)では、万が一洗浄工程で配管内に入ってしまった水分を配管外に排出することができないため、あまりおすすめできません。

最近ではネットショップなどで真空ポンプが数千円で売られているので、そういったものを活用するといいでしょう。

エアコンの分解洗浄の具体的な方法

ここからは、エアコンの分解洗浄の具体的な方法についてお話していきます。

※この記事では一般的な家庭用エアコンのDIYクリーニング方法を紹介しますが、あくまでも参考程度にご覧ください。なお、DIY洗浄のデメリットは感電の危険や故障の可能性などがあることであり、少しでも不安がある場合はプロに任せるようにしてください。実施される場合は自己責任でお願いします。

なお、エアコンの分解するのが難しい場合は、洗浄スプレーや隙間ブラシなどを使って部位ごとに掃除していく簡単な方法もありますので、ご参考まで。

>>初心者向けの洗浄スプレーや隙間ブラシを使ったエアコン掃除のやり方

【STEP1】室内機をとりはずすための準備(ポンプダウン運転)をする

まずはじめに、室外機のカバーを外していきましょう。

エアコンの室外機の配管カバーを取り外す

室外機のカバーはプラスのビスで止まっていますので、プラスドライバーを使って取り外します。

エアコン取り外し道具のプラスドライバー

エアコンの配管カバーを取り外したところ

室外機のカバーを取り外すと、このような感じで室外機と配管が接続されている部分が見えるようになってきます。

次に、室外機のバルブキャップ(室外機と配管が接続されている部分に付いている六角ナットの銅キャップ)を2つとも取り外していきます。

エアコン室外機のバルブキャップ

バルブキャップはモンキーレンチで簡単に取り外すことができます。

バルブキャップをモンキレンチで取り外す

バルブキャップを取り外したところ

上と同じように下側のバルブキャップも取り外すと、このような感じになります。

エアコンの室外機のバルブキャップを取り外したところ

バルブキャップの中は、六角レンチを差し込めるような差込口があります。

バルブキャップの中は六角ナットの差し込み口がある

この差込口に六角レンチを差し込んで操作することにより、冷媒を回収する(室外機内に集める)ポンプダウンという作業を行うことが出来ます。

ここからは、エアコンシステム内に充填されている冷媒を室外機の中に集める(回収する)ポンプダウンという作業を行います。

この作業を行わないと、冷媒配管を取り外す際に大量の冷媒とコンプレッサー油が一緒に吹き出してしまい、怪我の危険や環境汚染にもつながってしまいます。

エアコンの室内機を取り外す(冷媒配管を取り外す)際は、必ずこれから説明するポンプダウンという作業を実施しておきましょう。

なお、当記事では一般的なポンプダウン方法を記載しておきますので、ほとんどの場合この方法でポンプダウンできると思いますが、詳しくはエアコンに付属している工事説明書や据付説明書(取扱説明書ではない)に記載の方法を参照ください。

工事説明書または据付説明書がない場合は、以下のサイトからダウンロード可能です。

工事説明書(据付説明書)のダウンロードサイト

【ポンプダウン作業その1】エアコンを冷房で強制運転する

まずはじめに、エアコンの下に養生用のシートを敷き、脚立を立てていきましょう。

エアコン室内機を取り外す際に使った脚立とシート

エアコンの前面やパネル裏などにある応急運転ボタンを押し、強制冷房運転を10分ほど行います。

強制冷房運転スイッチ

ポンプダウンは強制冷房運転でなくても、夏場の場合であれば冷房(設定温度を最低)でもOKです。

ただし、冬場の場合、室温が低すぎるために強制冷房運転を行わないと室外機が止まってしまって、ポンプダウンできなくなる場合がありますので、応急運転スイッチで強制冷房運転させておいたほうが無難です。

なお、メーカーによって強制冷房運転の操作方法が異なる場合がありますので、下記のサイトで事前に確認しておくと安心です。

強制冷房運転の操作方法

ポンプダウンで10分ほど冷房運転させておく理由は、配管内にたまったコンプレッサーオイルを回収するという目的以外にも、ポンプダウン前に暖房運転を行っていた場合、冷房と暖房の冷媒の流れを切り替える四方弁が切り替わるまでに3~5分ほどかかることがあるためです。

応急スイッチを押してから10分も待つのはちょっと面倒ですけど、ちょっと我慢して10分ぐらいは冷房運転させてあげてください。

【ポンプダウン作業その2】室外機の送り側バルブ(細い方)を閉じる

強制冷房運転を行いだしてから10分ほど経過したら、エアコンはONのまま室外機の送り側バルブ(細い方)に六角レンチ(4mm)を差し込み、右回しでしっかりと締め閉じていきます。

エアコン取り外しのポンプダウンで送り側を閉じる

ここで理解しておきたいことは、送り側のパイプ(細い方)とは室外機から室内機に冷媒を送るためのパイプのことで、この送り側のバルブを六角レンチで締めてやれば、閉めた送り側のバルブ部で冷媒の流れがストップするため、これ以上冷媒は室内機側に送られなくなります。

室外機のポンプダウンと冷媒の流れ(送り側閉じる)について2

送り側のバルブを閉じた状態で、下側に写っている戻り側のバルブ(太い方、室内機から室外機に冷媒が戻ってくる方)は開いたまま(そのまま)にしておけば、室外機の送り側の配管から室内機、室内機の戻り配管までの冷媒が、室外機の中に吸い込まれ続け、最終的には全ての冷媒が室外機の中に集まります。

このような仕組みで冷媒を集める工程をポンプダウンと言います。

冷媒を室外機内部に集め終わるまで約2~3分ほどかかりますので、キッチンタイマーなどを使ってカウントダウンしておくと良いでしょう。

【ポンプダウン作業その3】室外機の戻り側バルブ(太い方)を閉じる

送り側のバルブ(細い方)を閉じてから2~3分が経過したら、戻り側のバルブ(太い方)も締め閉じていきます。

戻り側のバルブも閉めてポンプダウン完了

こうやって戻り側のバルブ(太い方)も閉じてしまえば、エアコン内部にあった冷媒は全て室外機の中に集まった事になり、この後は配管を取り外しても冷媒が外に大量に漏れしまうということはなくなります。

室外機のポンプダウンと冷媒の流れ(戻り側閉じる)について2

なお、戻り側のバルブを閉め終えたら、エアコンの運転を停止させてください。

これでエアコン内の冷媒を室外機に集めるポンプダウン作業は完了となり、エアコンの銅配管内には冷媒ガスが溜まっていない状態になりました。

【STEP2】エアコン室内機を取り外す

いよいよここからエアコンの室内機を取り外していきます。

まず、エアコンのコンセントを抜いていきましょう。

ポンプダウン後にコンセントを抜く

また、緑色のアース線が接続されている場合、プラスドライバーを使ってアース線も取り外しておきます。

エアコンのアース線を取り外す

エアコンを取り外す際にコンセントとアース線を抜く

この段階でコンセントを抜いておかないと、この後の作業の安全性に関わりますから、確実にコンセントを抜いておいてくださいね。

次に、エアコンの前面パネルやフィルターなどを外していきます。

エアコンのフィルターや前面パネル

取り外したエアコンのフィルター

取り外したエアコンの前面パネル

あと、ルーバー(エアコンの風を上下に調節する羽のようなもの)などもこの段階で取り外しておくといいと思います。

取り外し方としては、閉じているルーバーを手で開き、真ん中辺りのはめ込んでいる部分を手で上手く外していき、その後ルーバー全体をしならせながら、ルーバーの左側を抜き取ります。

エアコンのルーバーを手で開く

ルーバー中央部の止を外す

ルーバーをしならせながら左側から抜き取る

ルーバーの左側を抜き取ったところ

ルーバーの右側(ギア側)については、ルーバーの抜き取れる角度が決まっていますので、ルーバーを全開とか全閉とかにしてみて抜き取れる場所を探しながら取り外していきましょう。

エアコンのルーバーを手で下げる

エアコンのルーバーを手で閉じる

このルーバーの場合は、全閉の状態で左側にスルッと抜き取ることが出来ました。

エアコンのルーバーがはまっていた穴の形状

ルーバーをはめ込む穴はこんな感じで切り欠きがあり、そこにルーバー側の凸部が挿入されるという仕組みになっていました。

もう一つのルーバーも同様の手順で抜き取っていきましょう。

エアコンのルーバーを取り外したところ

ルーバーが外れたら、次はエアコンカバーの裏側に隠れていた電源配線カバーを開いていきましょう。

エアコン本体電源カバーを外す

エアコン電源カバーを外しているところ

そして、配線を固定している小さなパーツを取り外しせば、このような状態になります。

電源配線固定パーツを外した後

エアコンの配線(黒、白、赤)を取り外すには、数字が書かれている上の白い部分をマイナスドライバー等で強く押しながら配線を引き抜けばOKです。

エアコン配線を抜く際にマイナスドライバーで押す

エアコン掃除で電源配線を抜いたところ

ここまで準備ができたら、エアコンの室内機を取り外していきましょう。

エアコンの室内機は単に裏側にある鉄板に引っ掛けてあるだけなので、エアコンの下を手で持ち上げてやると、こんな感じで簡単に室内機を取り外すことができます。

エアコンの室内機を取り外したところ

この状態でエアコンの裏側を覗いてみると、エアコンの配管が断熱材などで覆われていることがわかります。

取り外したエアコンの裏側

この緑色のテープ(以前私が巻いたもの、普通は幅広の白いビニールテープが使われている)で巻かれている部分をカッターなどで開いていきましょう。

すると、エアコン配管の接続部が見えてきます。

エアコン配管の接続部

この接続部にあるナットをモンキーレンチで緩めていくと、こんな感じで冷媒配管を取り外すことができます。

エアコンの配管をモンキーレンチで外す

取り外したエアコンの冷媒配管

この時、STEP1でポンプダウン運転を行なっているため、冷媒配管を取り外してもガスが漏れ出すことはありません。

ただ、万が一という場合もありますので、ナットを緩める際は少しづつガスが出ないかどうか確認しながら緩めていきましょう。

細い方の配管も同様に取り外していくと、こんな感じで冷媒配管を完全に室内機と切り離すことができます。

エアコンの冷媒配管を両方共取り外した

冷媒配管を取り外すことができたら、次はドレンホースを取り外していきましょう。

ドレンホース(冷房や除湿の際に発生する水分を排出するためのホース)は室内機にネジ固定されていますので、プラスドライバーでネジを外してドレンホースを引き抜けば外れます。

ドレンホースの場所

ドレンホースを固定しているビス

ドレンホースを取り外したところ

これで、冷媒配管とドレンホースが外れました。

冷媒配管とドレンホースが外れた

あとは、エアコンの配線を取り外していきます。

エアコンの写真右側の方から、灰色の平ぺったくて硬い配線をグイッと引っ張り出しましょう。

エアコン配線が入っている穴

エアコンの配線を穴から引き抜く

エアコンの配線が抜けたところ

これで、冷媒配管とドレンホース、配線が切り離されましたので、室内機は室外機と完全に分離したことになりますので、室内機を持ち上げて別の場所に移動していきましょう

エアコンの室内機と室外機が分離した

室内機を取り外したところ

慣れた人ならここまで約30分ぐらいでたどり着くと思いますが、初心者の場合は1時間ぐらいかかってしまうと思います。

この辺りで力尽きる人もいるかも知れませんが、ここからがエアコンの分解クリーニングの本番です。

【STEP3】室内機を分解する

さぁ、ここからは室内機をバラバラに分解していく工程です。

まず、本体カバーを取り外していきましょう。

本体カバーは上の方に爪があります(下の写真の拡大図)ので、カバーを上に持ち上げる感じでその爪を外してやると簡単に外すことができます。

エアコン本体カバーの爪を取り外す前

エアコンの本体カバーの爪を取り外したところ

本体カバーを外した後のエアコン

これでエアコン本体の内部構造が見えるようになってきましたね。

ここからは、右側にある電装部品を一つづつ取り外していきます。

まずは、右下の方にあるイオン発生ユニットをプラスドライバーを使って取り外しましょう。

イオン発生ユニットのビスを緩める

イオン発生ユニットのビスを取り外した

エアコンの分解掃除でよくある話なのですが、取り外したビスなどを一つの箱に入れてしまうとどのビスがどのパーツを止めていたものなのかわからなくなってしまうことがあります。

ですので、ビスを取り外したら養生テープなどでパーツに貼り付けておくことをおすすめします。

養生テープでビスを貼り付け

次は、運転ランプユニットを取り外していきます。

このパーツは爪で止まっていただけなので、手で簡単に取り外せました。

分解前の運転ランプユニット

運転ランプユニットを取り外したところ

運転ランプユニットを取り外したら、その下に隠れていたルーバーのギアユニットをプラスドライバーで取り外していきます。

エアコンルーバーのギアユニット

エアコンのギアユニットを取り外したところ

このギアユニットはパーツがばらばらになってしまうタイプだったので、袋に入れてパーツをなくさないようにしておきました。

エアコンのギアユニットを袋に入れて保管

エアコンのギアユニットを袋に入れる

次は、白色のエアコンの配線ダクトを取り外していきます。

エアコンの配線ダクト

エアコンを横から覗き込むと、配線ダクトが奥の方でビス止めされていますので、それを外していきます。

エアコンの配線ダクトのビス

エアコンの配線ダクトが取れた

次に、アルミ熱交換器に付いているアース線を取り外していきます。

アルミ熱交換器に付いているアース線を外す

熱交換器の近くの配管に付いている温度センサーも引き抜いて取り外していきましょう。

アルミフィン熱交換器に付いている温度センサー

温度センサーを取り外した

そして、アルミフィンのところに黒色の樹脂パーツと一緒についている温度センサーの方も上方に持ち上げて取り外しておきましょう。

アルミフィンに付いている温度センサー

温度センサーを外した

ここで、黄色い線の電磁弁コイルが見えてきますので、それも手で引っ張って取り外しておきます。

電磁弁コイル

電磁弁コイルを手で取り外した

これで熱交換器周りに付いていた配線やセンサー類は取り外すことができましたので、後は前面にあるビスを取り外せば、右側にある電源ユニットがゴソッと外れてきます。

電源ユニットを固定しているネジ

外れたエアコンの電源ユニット

ここからは、熱交換器とドレンパン(ファンがある部分)を分離していきます。

白色の樹脂パーツを止めているビスと、そのパーツの横にあるビスを取り外していきます。

2個所のビスを取り外す

つゆ受けをはずす

蒸発皿のビスを外す

エアコンの反対側にの方にあるビス(2個所)も同様に取り外していきましょう。

エアコンの反対側にあるビスを取り外す

これで熱交換器と蒸発皿周りが切り離されましたので、ドレンパンを下に引っ張って熱交換器と分離していきましょう。

エアコンを取り外して完全分解洗浄するDIY方法

熱交換器の方は、更に断熱材を取り外していきます。

熱交換器の断熱材

熱交換器の断熱材を取り外す途中

断熱材を取り外した

エアコンの配管内を冷媒ガスと一緒に流れているコンプレサーオイルは水分を嫌う性質があるため、洗浄する際に水が配管内に入ってしまわないように袋などでしっかりとカバーしていきます。

エアコンの配管に袋をかぶせる

エアコンの配管をカバー

これで熱交換器の方は洗浄準備完了です。

ここからは、更にドレンパンとファン周りを分解していきます。

まず、送風ファンのモーターにマジックなどで「上」とか印をつけ、後でどちら向きにモーターを取り付ければいいか分かるようにしておきます。

送風ファンのモーターに印をつける

どうしてこのようなことをするのかというと、エアコンのファンはこの固定された状態で上手くバランス取りされていて、組み立てた際に取り付け位置がズレたりしてそのバランスを崩してしまった場合、エアコンから振動や騒音が出てしまう場合があるからです。

続いてモーターを固定しているパーツと、モーターとファンを固定しているネジを取り外していきます。

エアコン掃除でのファンモーターを固定しているネジを外す

シロッコファンとモーターを固定しているネジ

これでようやくドレンパンとファンを分離させることが出来ました。

シロッコファンとドレンパンを分解

このエアコンの場合、配線をうまく取り外すことができなかったため、ファンモーターや電装品にも水がかかってしまわないようビニール袋などを被せて洗浄していくことにします。

エアコン掃除で電装品を水から守るためのビニール袋

これでようやくエアコンクリーニングの洗浄準備が整いいました。

【STEP4】パーツ毎に洗浄する

ここからはいよいよパーツの洗浄工程です。

基本的にはスポンジと中性洗剤などを使ってパーツを手洗いしていくのですが、我が家の場合、短時間でちゃちゃっと終わらせたいので高圧洗浄機で洗浄しています。

高圧洗浄機でエアコンファンを水洗い分解掃除

エアコンのアルミフィン熱交換器を高圧洗浄機で洗浄

エアコンの本体カバーを洗浄

一通り洗浄が終わったら、パーツを1~2時間ほど乾燥させて水分を飛ばします。

洗浄後にパーツを乾燥させる

【STEP5】エアコンの組み立てと取り付け

あとは先程エアコンを分解したのと逆の手順でエアコンを組み立てていきましょう。

エアコンを組み立て始める

エアコンを元通りに組み立てた

組み立てたエアコンは室内に運び込み、先ほと取り外したエアコン配管を接続していきます。

洗浄後のエアコンを室内に運び込む

エアコン配管を接続する前

エアコン配管を接続するところ

ここで注意点が一つあります。

エアコンの配管を締め付ける時は、トルクレンチという工具を使って適切な締め付けトルクで締め付ける必要があります。

エアコンの配管を締め付けるトルクレンチ

トルクレンチでエアコンの冷媒配管を接続する

このエアコンの場合は、細い方の配管が1/4インチなので17mmのレンチを使って16N/m、太い方の配管は3/8インチなので22mmのレンチで38N/mで締め付けます。

フレアナットの締め付けトルク

配管の接続が完了したら断熱材やドレンホース、配線類を元通りに取り付けていきます。

エアコンの断熱材をテープで巻く

ドレンホースを取り付ける

エアコンの電源配線を通しておく

この状態でエアコンを持ち上げ、壁のプレートに引っ掛けていきます。

エアコンを壁にかけた状態

この段階で、エアコンの電源配線をもと通りにしていきます。

配線はラジオペンチ等を使って、奥までしっかりと差し込んであげましょう。

エアコンの配線を差し込む前

エアコンの配線をペンチでおくまで差し込む

後は、配線固定パーツやカバーなどを取り付けていきます。

エアコン配線固定パーツを取り付ける

エアコンの配線部のカバーを取り付ける

そして、エアコンのルーバーやフィルター、前面パネルなどを取り付けていきましょう。

エアコン洗浄後の組立完成

ここまで準備ができたら部屋の外へ行き、真空ポンプを使った真空引きを行なっていきます。

真空引きは、室外機のサービスポート(下図の拡大図)にチャージホースを取り付け、もう片方は真空ポンプに接続します。

エアコンのチャージポート

真空ポンプを使って真空引きをする

接続が完了したら真空ポンプの電源を入れ10分ほど真空引きしていきましょう。

真空引きが完了したら真空ポンプの電源を切り、チャージホースを取り外します。

その後、六角レンチを使って両方の配管のところに付いているバルブを両方とも反時計回りに回して完全に開いていきましょう。

エアコン取り外しのポンプダウンで送り側を閉じる

この時、室外機から配管内に勢いよくガスが流れていくため「ブシュー・・」と音がしますが、それでOKです。

それが終わったら、フレアナットや室外機カバーをもと通りに取り付けておきましょう。

バルブキャップをモンキレンチで取り外す

エアコンの室外機の配管カバーを取り外す

さぁ、これでエアコンの取り付けは完了です。

後はコンセントとアース線を取り付け、エアコンの電源を入れ、いつもどおり動作すればOKです。

エアコンのコンセントとアース線

お疲れさまでした。

これで、エアコンの完全分解洗浄は完了です。

最後に一言

今回は、【エアコンクリーニング】室内機を取外&完全分解して徹底的に洗浄する方法についてお話しました。

この記事で紹介した方法であれば、エアコンの構成部品一つ一つを高圧洗浄機でキレイに掃除することができるので、新品のエアコンと同じような爽やかな風が出てくるようになります。

DIYスキルに自身のある人は是非参考にしてみてください。

なお、エアコンの分解するのが難しい場合は、洗浄スプレーや隙間ブラシなどを使って部位ごとに掃除していく簡単な方法もありますので、ご参考まで。

>>初心者向けの洗浄スプレーや隙間ブラシを使ったエアコン掃除のやり方

それでは!

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