エアコンのカビにおいを解消する5つの方法まとめ

エアコンのドレンパンに発生するカビ

エアコンを設置してから2~3年が経過する頃に経験するトラブルと言えば、エアコンの吹出口から生臭いニオイが出てくることです。

これはエアコン内部に発生したカビが原因で、対処法はエアコンクリーニングで内部の汚れを取り除くのが一般的です。

ただ、条件によっては、何年経ってもエアコン内部にカビがほとんど発生していないケースもあったりします。

そのようなケースでは、カビの発生する3つの要素(適度な湿気、栄養、胞子)のうち、どれかが十分になかったためカビの生育が抑制され、その結果、エアコンクリーニングをしなくても快適に使い続けられていました。

単にエアコンの種類の問題ではなく、エアコンの設置環境や使い方の違いも大きく影響しています。

今回は、そんなエアコン内部に発生するカビを予防する具体的な方法について、詳しくお話していきます。

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【カビ予防方法その1】フィルター掃除を行う

エアコンのフィルターは、エアコン内部にホコリが侵入しないようにするために取り付けられているパーツです。

ただ、フィルターにたくさんホコリが積もった状態でエアコンを運転した場合、ホコリが空気の通り道塞いでしまってエアコンが十分な空気を取り込めず、エアコン本体とフィルターの隙間などから空気を吸ってしまうようになります。

エアコンフィルターの隙間からホコリが侵入

この時、空気と一緒にホコリなども吸い込んでしまい、そういったものがエアコン内部に蓄積し、それがカビの栄養になってしまいます。

エアコンフィルターにたまったホコリ

うっすらとフィルターにホコリが付いている状態になったら、フィルター掃除のタイミングです。

>>【初心者でも簡単】エアコンフィルターのホコリ掃除のやり方

エアコン掃除の基本はフィルター掃除

エアコンフィルターを水洗い

掃除機などを使ってフィルターに付いているホコリを取り除き、その後シャワーなどで水洗いしてあげましょう。

このようにエアコンフィルターは基本的にはホコリがない状態にしておくのが理想で、シーズン中は2週間に1度はフィルター掃除をしてフィルターに積もったホコリを取り除くのが理想です。

このエアコンフィルターの掃除をしっかりと行っていれば、かなり長い間、次のエアコン買い替え時期(エアコンの設計耐用年数は10年間)までカビの発生を防ぐことができます。

ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、エアコンのカビ予防にはフィルター掃除が重要です。

誰にでも簡単にできますので、カビ予防のために2週間に1度のペースで行うようにしましょう。

【カビ予防方法その2】冷房しながら油料理をする際は換気扇を強めに回す

油汚れをエアコンが吸い込まないように換気扇を回す

先ほど紹介したエアコンフィルターは、空気中に舞っているホコリを取り除く能力は十分にあるのですが、細かな油の粒子を取り除く事はできません。

よくやってしまいがちなのが、冷房をつけた部屋の中で焼肉やお好み焼きなどを焼きながら食べるというスタイルです。

ガスコンロやホットプレートでそういった料理をすると、大量の油の粒子が空気中に舞ってしまい、それをエアコンが吸い込みます。

そういった油がエアコン内部に付着すると、カビ汚れを固着させる原因になってしまいます。

エアコン内部に発生するカビを抑えたいのであれば、部屋の中で冷房をつけながら料理するスタイルは避けたほうがベターですが、どうしてもそれをやりたい場合は窓を少し開け、換気扇を強めに回しながら行うようにしましょう。

【カビ予防方法その3】冷房の後は送風運転を行う

カビの発生を要望する送風運転

カビは適度な湿度と暖かな温度の場所で盛んに繁殖増殖していきます。

特に、冷房運転直後のエアコン内部は空気中から吸着した水分がアルミフィンやドレンパンに溜まっていてかなり湿気のある状態で、更に徐々に室温付近までエアコン本体温度も上がってくるため、カビが増殖するのに適した状態になってしまいます。

逆に考えると、カビは湿気がなければ活動を維持することができないため、冷房運転直後に送風運転(扇風機のような状態、電気代は殆どかからない)を2~3時間ほど行うことでエアコン内部を乾燥させることができ、カビの活動を大幅に抑制することができます。

>>【エアコンカビ予防】送風運転で内部を徹底乾燥する方法

一部のエアコンでは冷房運転後に自動的に送風運転を行ってくれる機種も出てきています。

冷房運転を停止した直後にすぐに吹出口が閉まってしまわず、しばらくの間生暖かい風が出ている場合は、エアコンが自分で送風運転して内部乾燥させてくれているということになります。

そのような機能がない場合は、冷房運転を切った後は自分で送風運転するというパターンを行うようにしていきましょう。

【カビ予防方法その4】除湿機で部屋の湿度を下げる

最近の住宅は、住宅の性能が上がってきて、断熱気密性能は一昔前よりかなり良くなりました。

24時間換気システムも標準設置されている場合も増えてきたため、節電のために窓を締め切ってエアコンを稼働させ、部屋の温度をコントロールするのが一般的となっています。

ただ、標準設置される安価な24時間換気システムには湿度をコントロールする機能がないため、調湿はエアコンで行わなければなりません。

にもかかわらず、家の断熱性能も上がってきているためエアコンの稼働率は下がる(電気代がかからない)傾向にあり、冷房や除湿運転で取り除くことが出来る水分量も減ってきています。

その結果、エアコンで部屋の温度を下げることが出来るのだけれど、除湿はうまくできず、部屋の湿度が70~80%で保たれてしまうという現象が起こっています。

このような高湿度の部屋の環境は、先ほどお話した送風運転でエアコン内部を乾燥させてカビの発生を抑制するという方向性とは逆の状態である(カビが発生しやすい状態である)と言えます。

かろうじて部屋の壁などにはカビが発生していなくても、エアコン内部は部屋よりも更に湿度が高い状態にあるため、そこで発生するカビの量も多くなってしまいます。

このような場合、除湿機を活用して部屋の湿度を65%以下に保つ方法が有効です。

エアコンのカビ予防に除湿機を動かす

というのも、カビにもいろいろな種類がありますが、比較的乾燥に強いと言われている乾性カビ(表の下の方にある)でも、湿度が65%以下(Awが0.65以下)では生育できなくなってしまいます。

カビ対策マニュアル 基礎編-文部科学省

出典)1.カビとは|文部科学省

※上の表のAwとは相対湿度(一般的に使われている湿度)のことです。例えば、Awが0.65というのは、相対湿度が65%ということ。

つまり、除湿機を使って部屋の湿度を65%以下に保った状態で、冷房終了後の送風運転を行うことができれば、カビの生育をストップすることができます。

慢性的に部屋の湿度が高い場合は、除湿機の導入も検討してみてください。

【カビ予防方法その5】フラッパーを取り外す

エアコンカビ対策の最初にお話したフィルター掃除についてですが、実はフィルター掃除を行ったほうが良い理由は、単純にエアコン内部にホコリがはいっていかないようにするだけはありません。

実はエアコンの上面は常に開放されているため、エアコンフィルターがきれいな状態だと冷房運転停止後にエアコン内部に溜まった湿気をエアコンの外(部屋)に出す事ができたりもします。

エアコンの上部の空洞

エアコン上部のフィルター開口部

エアコンフィルターにホコリがびっしり詰まってしまっていると、停止中のエアコン内部の湿気の換気がこの部分でできなくなるため、更にエアコン内部でカビが発生しやすくなってしまいます。

これに加えてもう一つ知っておきたいこととして、一昔前のエアコンはルーバー(吹出口に付いている上下の風向きを換えるための導風板)の向きの調整はすべて手で行う必要があったのですが、最近のエアコンは自動でそれを行ってくれるようになったということです。

エアコンクリーニングが完了した

例えば、エアコン動作中はルーバーを開いて風向きを調整して、エアコンを使わないときはルーバーを閉じるということを自動でやってくれています。

この機能のおかげで使い勝手や見た目が非常に良くなったのですが、エアコン停止中にルーバーが完全に閉じてしまうため、エアコン内部に湿気が溜まったままになってしまいがちになってしまいました。

この具体的な解決策としては、エアコンのルーバー(吹出口についているフラッパーのようなもの)を思い切って取外してしまうという方法が効果的です。

エアコンのカビ予防のためにルーバーを取り外す

エアコンのルーバーを外してしまうことで、エアコン停止中に内部に湿気がこもることを防ぐことができ、カビの発生を抑制することができます。

ルーバーがなくなってしまうとエアコンの風向きが調整できなくなりますが、この点については夏場は上向き(天井に向けるイメージ)、冬場は下向き(床に向けるイメージ)で風が出るように自作の導風板を取り付けることで解消できます。

エアコンの暖房の風が足元に流れる

実は、この導風板の効果はかなり大きくて、このおかげで夏場はエアコンの除湿量が増え、冬場は足元までしっかりポカポカになります。

ここまで対策する人は少ないと思いますが、こういった方法もエアコンのカビ予防にはかなり効果的ですので知識として知っておいて損はないと思います。

最後に一言

今回は、エアコン内部のカビにおいの発生を抑制する5つの方法まとめについてお話しました。

最近、エアコンのカビで困っている人が本当に増えてきています。

これは、単にユーザーがフィルター掃除を怠っているだけではなく、住宅環境の変化やエアコンの機能の変化なども影響してきています。

カビにおいを予防するためには、栄養となるものがエアコン内部に侵入しないようにすること、エアコン停止中は乾燥状態を保つことが重要です。

ただ、カビが大量に発生してしまった場合、そのカビそのものを取り除かないかぎり、なかなか状況が改善しないということも事実です。

まずはエアコンクリーニングを行い、その後こういったカビ予防を取り入れていくのが王道です。

どうしてもエアコンクリーニングは面倒で、カビのニオイだけ消臭したいということであれば、オゾン発生器を使ってエアコン内部のカビを無力化(酸化)させてしまう方法などもあります。

>>【面倒な掃除不要】オゾン発生器でエアコンの生臭いカビのにおいを消臭する方法

是非参考にしてみてください。

それでは!

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