エアコンのカビを除去する方法
エアコンのカビを除去する具体的な方法としては、エアコンクリーニングが一般的です。
エアコンのクリーニングは取り付けから3年、その後は2年ごとに行うことが推奨されていて、エアコンフィルター掃除は2週間に1回が基本。
これを聞いて「え~っ、そんなにもクリーニングしないといけないの?」と思ってしまうかもしれません・・・。
でも、エアコンのカビは思っている以上に厄介な存在なので気を引き締めて対策をしていかないとなかなか咳症状の改善にも結びつかないのが現状だと言うことを知っておきましょう。
洗浄スプレーによるDIYエアコンクリーニング
お手軽な方法としては、ホームセンターなどで売られているエアコン洗浄スプレーなどを使って、エアコンのアルミ製の熱交換器のカビを落とすという方法。
一度やってみると分かるのですが、洗浄スプレーをアルミフィンのところに吹き付けてやると、そこに付いていたエアコンカビがみるみるうちに落ちていき、熱交換器はピッカピカになりました。
「あ~、スッキリ!!」と思ってこれなら子どもたちの咳も収まるだろうと思っていましたが、子供たちの咳は全く改善されませんでした。
というのも、この洗浄スプレーを使ったエアコンクリーニングには、いくつか落とし穴があったのです。
まず知っておきたいこととして、エアコンのアルミ熱交換器は前面だけではなく、背面側にも設置されています。
基本的にDIY洗浄はエアコンを分解せずに行うため、これで落とせるカビは前面側のアルミフィン部だけに限られてしまいます。
また、エアコンのカビはこの熱交換器のところだけに発生するのではなく、シロッコファン(吹き出し口の奥でグルグル回っているもの)や、エアコン内部の通風路の壁にもビッシリと発生しています。
ホームセンターに売られているエアコン洗浄スプレーでは、このようなシロッコファンや通風路についたカビを取り除くことはできません。
このような理由から、洗浄スプレーによるDIYエアコン掃除では、子供たちの咳を止めることは出来ませんでした。
業者によるエアコンクリーニング
業者によるエアコンクリーニングでは、エアコンを分解して洗浄してくれるところもあり、この方法であれば先ほどお話した熱交換器以外に付着したカビも専用の器具を使って除去することが可能です。
注意点としては、1万円未満のエアコンクリーニングの場合、先ほど紹介した洗浄スプレーを使ったDIYクリーニングと同じ作業内容になってしまう場合が多いため、事前にどこまで分解して洗浄するのか確認することをおすすめします。
ただし、これらの業者のクリーニングも100%カビを除去できるというわけではなく、エアコン内にカビが残っている事がありますし、当たり前ではありますが、クリーニングから時間が経過するに従って、またカビが発生してきてしまいます。
ですので、エアコン内部のカビの量を最小限に抑えるためには、最初にお話した通り、エアコンクリーニングを2年毎に行わなければならないという結論に至ります。
でもここで知っておいてほしいことが一つあります。
それは、カビを除去するという方法ではなく、カビを死滅させる方法もあるということ。
しかも、その方法は自分でもお金を使わずに簡単に行うことができる方法だったのです。
次のページでは、エアコンのカビを死滅させる具体的な方法についてお話していきます。