【洗浄スプレー】エアコンフィンのカビ汚れを自分で掃除する方法(初級編)

エアコン洗浄スプレー

最近エアコンの風がくさいなぁと思って、エアコンフィルターの掃除をしてみると、アルミ製のフィンに黒っぽい大量のカビ汚れがついているのを見つけてしまいました・・・。

どうにか自分でアルミフィンのクリーニングはできないものかと考えていると、ホームセンターでエアコン洗浄スプレー(約300円)を見つけました。

洗浄スプレーを使えば、素人でも簡単にエアコン掃除をすることが出来ます。

そこで今回は、エアコン洗浄スプレーを使ってアルミフィンのカビ汚れを掃除する方法やこの掃除方法のメリット・デメリットについて詳しくお話していきます。

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アルミフィン掃除に必要な物について

まずはじめに、エアコンフィン掃除に必要な物についてお話していきます。

【必要な物その1】脚立

エアコンの分解クリーニングで必要な脚立

エアコンは壁の高いところについているので、脚立を準備しておきましょう。

脚立がない場合、椅子や机など体重を支えられるぐらいガッチリとしたものであれば、脚立の代わりに使ってもOKだと思います。

【必要な物その2】エアコン洗浄スプレー

エアコン洗浄スプレー2本セット

エアコン洗浄スプレーはホームセンターなどで1本300円程度で購入することができます。

洗浄スプレーは、基本的にはエアコン1台あたり1本をしっかり使い切って汚れを排出するという感じですので、掃除したい台数分の洗浄スプレーを準備しておきましょう。

【必要な物その3】雑巾やティッシュ

エアコン洗浄スプレーの液をティッシュで拭き取る

エアコン洗浄スプレーを使って掃除をする際に、多少洗浄液が飛び散る事がありますので、それを拭き取るための雑巾やティシュなども準備しておくといいと思います。

洗浄スプレーを使ったエアコンフィンの具体的な洗浄方法

ここからは、洗浄スプレーを使ったエアコンフィンの具体的な洗浄方法についてお話していきます。

【STEP1】エアコンのコンセントを抜く

まずはじめに、エアコンのコンセントを抜いていきます。

家庭用のエアコンの場合、室外機には電源コードは存在せず、室内機側のコンセントを抜けばエアコンの電気を遮断することが出来ます。

エアコン掃除の前にエアコンのコンセントを抜く

【STEP2】エアコンフィルターを取り外す

次に本体前面のカバーパネルを開き、エアコンフィルターを取り外していきます。

エアコンの前面パネルを開く

エアコンフィルターを取り外す

エアコン掃除で取り外したフィルター

エアコンの前面パネルを開く

エアコンの前面カバーパネルはパネルの付け根部分のストッパーを手前に引っ張るなどして、パネルを開いたまま上方に持ち上げれば取り外すことが出来ます。

エアコン前面パネルのストッパー

エアコンの前面カバーパネルのストッパーを外した

前面カバーパネルを取り外したエアコン

【STEP3】洗浄スプレーを吹きかける

ここからはいよいよ洗浄スプレーを使ってフィンを洗浄していきます。

本体カバーの隙間からアルミフィンに向かって洗浄スプレーを吹きかけながら、カビ汚れを落としていきます。

エアコン洗浄スプレーを吹き付ける

基本的にフィンの隙間にまっすぐと入っていくような向きで吹き付けていきます。

このとき、アルミフィンの左右端の部分(本体カバーで隠れているようなところ)にもカビが見えるからといって、洗浄液を斜めにしてエアコン内部方向に吹き付けないでください。

エアコン洗浄スプレーは本体カバーで隠れた部分に向けたらダメ

というのも、この本体カバーで隠れた部分に電源コードなどが隠れていた場合、その部分が水に濡れて短絡して故障してしまったり、場合によってはエアコンから火が出て火災につながることもあります。

>>エアコン「4.内部に洗浄液がかかりトラッキング現象で発火」|nite

アルミフィンが本体カバーで隠れておらず、目視できている部分にスプレーするのはOKです。

この隅っこの部分の汚れはとても気になってしまうと思いますが、本体カバーを外さなければ安全に掃除できない部分ですので、この部分のクリーニングは今回は見送るようにしましょう。

上記のようなことに注意しながら一通りエアコン洗浄をやってみてもらうと分かりますが、洗浄スプレーでもなかなかいい感じでフィンのカビ汚れを落としていくことができます。

エアコン洗浄スプレーで汚れが落ちたアルミフィン

フィンにかかった洗浄液はエアコンのドレンパンに流れ落ち、ドレンホースの中を通って室外に排出されます。

ドレンホースから廃液が出てくる

実際にドレンホースからはこのような感じで汚れを含んだ洗浄液が排出されました。

ドレンホースから出たエアコン洗浄スプレーの汚水

エアコン洗浄スプレーの汚水

エアコン洗浄で出てきた汚水の中には、カビ汚れ(黒っぽいもの)や細かなホコリ等(写真では分からないぐらい小さなもの)がたくさん入っていました。

【STEP4】エアコンを乾燥させる

洗浄スプレー仕様後はエアコンOFFのまま10分ほど洗浄液が排出されるのを待ちましょう。

その後は、本体前面カバーやフィルターをもとに戻せば、すぐに冷房運転をすることができます。

ちょっと注意しておきたいことは、洗浄スプレー使用後の初運転の際、2~3滴ほど送風ファンから洗浄液の残りが飛んで来てびっくりすることがあります。

ですが、二度目以降はそのようなことはなくなりますので、安心してください。

なお、エアコンクリーニング後、しばらくエアコンを使わない場合は、送風運転(空気清浄運転などでもOK)を2~3時間ほど行い、エアコン内部をしっかりと乾かしておくことをお忘れなく。

エアコン洗浄スプレーによるフィン掃除のメリット

ここからは、エアコン洗浄スプレーによるメリットについてお話していきます。

【メリットその1】簡単にフィンのカビ汚れを落とすことができる

エアコン洗浄スプレーで洗浄した後のアルミフィン

エアコン洗浄スプレーによるフィン掃除は複雑な分解や養生を必要とせず、アルミフィンに洗浄スプレーを吹きかけていくだけで簡単に汚れを落とすことができます。

素人にも簡単にエアコンクリーニングができるという点が、エアコン洗浄スプレーのメリットです。

【メリットその2】周りを汚さない

エアコン吹き出し口から洗浄液は垂れてこない

洗浄スプレーによるアルミフィン掃除であれば、ドレンホースから排出されるので吹き出し口など垂れてくることもありません。

クリーニング業者がやるようなビニール袋などでエアコン周りが汚れないように養生する必要はありませんので、素人でも簡単にクリーニングすることができます。

【メリットその3】エアコンクリーニング費用を節約できる

エアコン洗浄スプレー2本セット

エアコン洗浄スプレーはホームセンターなどで1本300円程度で購入することができます。

エアコン一台あたりに洗浄スプレーを1本使用しますので、エアコン一台あたりのクリーニング費用は300円ほどということになります。

業者にエアコンクリーニングを頼んた場合、安いところでも一万円弱かかってしまいますので、それに比べると格安でエアコンクリーニングをすることができるといえます。

【メリットその4】エアコンの運転効率が良くなる

エアコンのフィルターや前面パネル

エアコンフィルターにホコリが溜まってしまうと風が通らなくなり、運転効率が下がってしまう(電気代が高くなる)ことはよく知られています。

アルミフィン汚れてしまうとこれと同じことが起こりますので、アルミフィンをキレイにしておくことが省エネに効果的です。

なお、室外機のアルミフィンも汚れがたまると効率が落ちてしまいますので、そちらの方もこのタイミングで汚れの程度を一度確認しておくといいでしょう。

>>【ホコリやペットの毛】エアコン室外機の具体的な掃除方法

【メリットその5】除湿効率が上がる

エアコンアルミフィンの頑固なカビ汚れ

エアコンのアルミフィンが汚れていると、冷房運転や除湿運転でついた露が下のドレンパンに流れていかず、そのままアルミフィン部に留まってしまいます。

アルミフィン部の表面が清潔に保たれていると、フィン表面についた水分がスムーズに下に流れ落ちるため、スムーズにドレンパン、ドレンホースを通って室外に排出されるようになります。

冷却フィンとドレン皿、ドレンホースのイメージ図

特に梅雨や蒸し暑い夏の時期などはエアコン除湿を多用する事が多いですので、アルミフィンを洗浄スプレーで掃除することで除湿効果を高める(新品時に近づける)事ができます。

エアコン洗浄スプレーによるアルミフィン掃除のデメリット

ここからは、エアコン洗浄スプレーによるアルミフィン掃除のデメリットについてお話していきます。

【デメリットその1】アルミフィン部以外は洗浄できない

実際にエアコン洗浄スプレーを使ったことがある人ならわかると思いますが、エアコンのカビ汚れはアルミフィン以外にも、送風ファンなどにもたくさんのカビ汚れがあります。

フィン部に吹きかけた洗浄スプレーの洗浄液は、アルミフィン部の汚れは落としてくれますが、送風ファンのカビ汚れまでは落とすことができません。

エアコン洗浄スプレーは送風ファンには使えない

それでもたまに今回使ったようなエアコンの洗浄スプレーを送風ファンに吹きかけている人を見かけます。

エアコン洗浄スプレーでファン掃除

これも一度やってみるとわかることですが、洗浄スプレーを吹きかけた直後は多少カビ汚れが落ちた感じがします。

ですが、洗浄スプレーに入っている水量ではカビ汚れをしっかりとすすぎきることができない(取り除けない)ので、送風ファンに付いていたカビが通風路に飛び散ってしまって、長期的には分解洗浄しなければならない部分にまで大量のカビを届けてしまうことに繋がってしまいます。

シロッコファンとドレンパンを分解

送風ファンには専用の洗浄スプレーを使ったり、すきまブラシを使う方法もあります。

送風ファンに付いたカビが気になる場合はそういった方法を検討してみるのがいいと思います。

>>【エアコン掃除】送風ファン洗浄スプレーの使い方とDIYクリーニングのコツ

>>【すきまブラシ】エアコン送風ファンのカビ汚れを掃除する方法

【デメリットその2】ひどいカビ汚れには効かない

ホームセンターなどで売られているような洗浄スプレーはあくまでも軽いカビ汚れ用なので、フィンに頑固にこびりついたカビ汚れには効果がありません。

エアコンアルミフィンの頑固なカビ汚れ

例えば、上の写真のようにアルミフィン全体がカビや汚れで黒ずんでしまっているような場合、洗浄スプレーを2~3本使ってもほとんど汚れを落とすことができませんでした。

最終的には、このエアコンを分解して水圧の強い加圧ボトルスプレー(約500円、ホームセンターで売られている)を使って、ようやくアルミフィンを徹底的にきれいにすることが出来ました。

>>【徹底洗浄】エアコンを自分で分解クリーニングする方法(中級編)

エアコンの洗浄スプレーが効果を発揮するのは、軽いカビ汚れの場合のみということを知っておきましょう。

【デメリットその3】室内機からの水漏れの原因を作ってしまう可能性がある

もう何年もエアコン掃除をしていなくて、アルミフィン部が目詰まりするぐらいホコリやカビ汚れが蓄積していても、無理やり洗浄スプレーを何本も使えばなんとか汚れを落とすことができる場合があります。

この場合に注意しなければならないのは、その汚れがドレンパンの出口やドレンホースの中で詰まってしまって、エアコン室内機からの水漏れを起こす可能性があるということです。

エアコン室内機から水が漏れる原因

厄介なのは、掃除直後にエアコン水漏れが起こればその原因が洗浄スプレーでの掃除だったということが分かるのですが、例えば、ドレンホースの一部に汚れが付着していて、そこにカビやヘドロが発生し、数ヶ月~数年という時間を置いて詰まりが発生するという事もあります。

業者によるクリーニングの場合、洗浄工程とすすぎ工程が別になっていて、すすぎの時に10~20Lぐらいの水(またはお湯)を使うのが一般的で、エアコン洗浄スプレーの場合、その1/10ぐらいの量しか液体が入っていないため、うまく汚れを室外に排出できません。

汚れがひどい場合は、業者に依頼してクリーニングしてもらうか、以下のDIY掃除方法(多少エアコンの分解が伴う)を検討するのがいいでしょう。

>>簡易分解クリーニングの方法(中級者向け)

>>完全分解クリーニングの方法(上級者向け)

最後に一言

今回は、【洗浄スプレー】エアコンフィンのカビ汚れを自分で掃除する方法についてお話しました。

一度やってみてもらうとわかると思いますが、エアコン洗浄スプレーはフィンに付いた軽いカビ汚れなら簡単にチャチャチャっと落とすことができます。

例えば、1年に一度のペースで定期的に使っていけば、エアコン内部に頑固な汚れが付着することを予防でき、結果的に業者を呼んで行うようなエアコンクリーニングの回数を減らすことができるでしょう。

是非参考にしてみてください。

それでは!

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