【暖房がくさい】エアコンにカビが生える原因と対処法

【原因その1】秋から初冬におけるカビの繁殖

エアコンの暖房運転でカビ臭に驚いてしまうのは、冬のシーズン初めの暖房運転です。

これはよく知られた話かもしれませんが、夏場の冷房運転はエアコンの内部にたくさんの水滴が発生しています。

仮にエアコンフィルターの掃除などを怠っていた場合、フィルターにホコリが詰まってしまって空気がフィルターを通ることができなくなってしまいます。

エアコンフィルターにたまったホコリ

その結果、フィルターを通ってくるはずだった空気がフィルターと本体の隙間などからエアコン内部に侵入し、アルミフィン部やシロッコファンなどに付着してしまいます。

エアコンフィルターの隙間からホコリが侵入

カビが繁殖しやすい湿度と、ホコリ等の汚れがカビの養分となり、エアコン内部にカビが発生していきます。

夏のシーズンが終わった後に、フィルターの掃除を行い、暖房や送風運転でエアコン内部をしっかり乾燥させてから電源を切っておくのが理想なのですが、多くの場合、そのような手順を行わずにエアコンOFFしてそのまま冬まで放置するというケースが多いのではないでしょうか?

そうなってしまうと、フィルターにはホコリが詰まったまま(空気を吸い込む側が塞がれた状態)ですし、エアコンのフラッパー(ルーバー、空気が吹き出す側)も閉じた状態なので、冷房で発生した水分はエアコン内部に溜まったままになってしまいます。

秋などは冷房をかけるほどではないとはいっても気温は20℃以上になることも多いですので、夏の間に発生したカビが、内部に付着した汚れを寝床として、繁殖しやすい温度帯の中で3~4ヶ月ほど活発に活動することが出来てしまいます。

このことは以下のカビ指数(数字が大きいほどカビが発生しやすい状態)を参考にするとよくわかると思います。

Bluetooth カビ指数計ロガーCUZ-LR8520|クリマテック

Bluetooth カビ指数計ロガーCUZ-LR8520_2|クリマテック

出典)Bluetooth カビ指数計ロガーCUZ-LR8520|クリマテック

密閉されてしまったエアコン内部の湿度は水分が乾燥してしまうまでの間は湿度は80%以上は確実にありますし、その状態で気温が20℃以上あればカビがどんどん発生してしまっています。

このような状態を経て、冬に寒くなったので暖房をつけた直後、エアコンの中に発生していたカビやカビの胞子(種のようなもの)が一気に吹出してくるので、猛烈にカビ臭いにおいがするという状態になってしまいます。

暖房の使い始めに風がにおうということに対しての原因は、このような理由が主なものになります。

ただ、数時間ほど暖房運転をしたあとはエアコン内部の湿度が一気に下がるのでカビは死滅してしまい、エアコンの風の匂いはなくなってくることがほとんどとなります。

【原因その2】霜取り運転中に発生するカビ臭

暖房運転中は室内機の中が乾燥するのでカビは発生しないと思いがちですが、実は暖房運転中にも室内機側で露が発生する事があります。

そのような状態になるのは「霜取運転」といって、暖房運転中に自動的に暖房運転を止めて室外機を温める運転を行うことで霜を溶かしていきます。

霜取り運転は、一時的に、通常の暖房運転とは反対に、室外機の熱交換器を暖めることで霜を溶かします。 一般的に霜取り運転時は、エアコンから暖かい風が出てこないため、故障したと勘違いしてしまいがちですが、霜取り運転を開始してからしばらくすると霜が溶けてなくなり、通常の暖房運転が再開しますのでご安心ください。

出典)大雪の困りごと解決法|DAIKIN

室外機を温めるのに具体的にどうしているのかというと、室内機側のファンを停止させた状態で冷房運転を行っていると思ってもらえればいいでしょう。

この霜取り運転中は配管や熱交換器の温度が冷房のときと同じとなりますので、室内機の内部フィン部が冷たくなり、結露が発生します。

この時、室内機側のファンは動いておらず、吹き出し口のフラッパー(ルーバー)は閉じていることが多いでしょう。

霜取り運転は数分から十数分で終了しますので、その後暖房運転が再開されます。

その時、室内機にたまった湿気が蒸発するのですが、その際にカビ臭が発生してしまいます。

エアコンの内部にカビがない状態、例えばエアコンを分解クリーニングした後などは、霜取り運転後も臭いはしないのですが、秋から冬にかけて室内機の内部にカビが大量に発生してしまっているような場合、この霜取り運転直後のエアコンの風はかなり臭います。

その後は、霜取り運転が終わってから10分もすればエアコン内部が乾燥してくるため、再びその臭いはなくなるという感じで、霜取り運転毎にカビ臭が発生するというパターンとなります。

ただ、霜取り運転でエアコン内部に水分が存在している時間は短時間なので、カビが繁殖するということにはなりませんので、冬場の暖房でカビが大量に発生してしまうということはなく、エアコン内部の汚れ具合は現状維持という感じが続くでしょう。

次のページでは、暖房時のカビ臭の具体的な対処法についてお話していきます。





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