【水道散水ノズルでエアコン掃除】内部カビ汚れのDIYクリーニング(中級編)

水道ノズルでDIYエアコンクリーニング

エアコンの風がカビ臭いと感じた場合、エアコンの内部のアルミフィンや送風ファンなどには大量のカビ汚れが付着してしまっています。

一般的なホームセンター等に売られている洗浄スプレーによるエアコン掃除では取り除ける汚れが限られてしまうため、すぐにまた臭いが再発して困ってしまうことと思います。

でも、少し頑張って自分で本体カバーを外したり、電装品などに水がかからないようにするなどの工夫が出来る人の場合、エアコンの内部を水道ノズルでジャーッと水洗いで掃除することが出来ることをご存知でしょうか?

「家電製品を水洗いするの?」と感じるかもしれませんが、業者はこれとほとんど同じ方法(水圧)でクリーニングしていますし、私はこれまでこの方法で年に一度はエアコンや除湿機などのカビ汚れをきれいにしてきました。

もちろん、失敗すればエアコンが壊れてしまう可能性はありますので、自己責任で行わなければなりません。(私はこれまで一度も故障させたことはありませんが・・・)

ただ、このクリーニング方法をマスターしてしまえば、これからはエアコン掃除を業者に依頼しなくても良くなります。

今回は、そんな水道ノズルを使ったエアコン掃除の方法について、詳しくお話していきます。

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エアコン掃除に必要なものについて

まずはじめに、水道ノズルを使ったエアコン掃除に必要なものについてお話していきます。

【必要なものその1】水道ノズル

エアコン掃除で使った水道ノズル

まずはじめに必要なものが、水道ホースの先端につける散水ノズルです。

一般的な散水ノズル(ジェットや拡散など切り替えられるタイプ)でもOKですが、私は写真のような柄の長いタイプのもの(ネットショップで2000円ぐらい)を使っています。

柄の長いタイプなら、小さな脚立しかなくても高い位置にあるエアコンの上の方まで楽に水をかけることが出来るからです。

ここで、一般的な業者が行う際のエアコンクリーニングの水圧は以下のとおりです。

  • 低圧洗浄;0.1~1MPa
    →基本は0.3MPa程度、0.6MPaぐらいからアルミフィンを倒してしまわないように注意する必要がある。
  • 高圧洗浄;1~3MPa
    →油汚れなどがひどい場合のみ
  • 超高圧洗浄;3MPa以上
    →通常のクリーニングでは使わない

ちなみに、水道の水圧はだいたい0.2~0.3MPa前後で、このようなノズルをつけるとその先端から吹き出される水圧は1.5~2倍程度(0.4~0.6MPa)となりますので、この水道ノズルを使えばルームエアコンで行われているような低圧洗浄が出来るという感じです。

なお、油汚れなどがひどい場合は高圧洗浄が必要な場合もありますが、それでも1.5~2MPaぐらいが限度で、超高圧洗浄(家庭用の高圧洗浄機は3~7MPa)などを行ってしまうと、アルミフィンが倒れてしまったり、水が細かな隙間から本来水が入ってはいけないところに入り込んでしまってサビを発生させてしまったりします。

エアコンクリーニングは、高い水圧よりも大量の水でカビを洗い流すということが最も重要です。

設置から1~2年ごとにクリーニングを行っている場合は、水道を使った低圧洗浄でも十分に汚れを取り除くことができますので、洗浄する際の水圧に関してはこのような知識を持っておくと良いでしょう。

ただし、家の水道の水圧が明らかに弱い場合は上記のようなノズルをつけても、水の勢いが強くならない場合がありますので、そのような水道しかない場合は注意してください。

【必要なものその2】ホース

エアコンクリーニングに使う水道ホース

今回のクリーニングでは、水道の蛇口にこのようなホースリールを接続して使いました。

水道から掃除したいエアコンまでの距離分の長さのホースリールが必要ですので準備しておきましょう。

【必要なものその3】エアコン洗浄カバー

DIYエアコンクリーニングで使った洗浄カバー

エアコン洗浄で欠かせないものといえば、廃液を受け止めるための洗浄カバーです。

私が愛用している洗浄カバーは洗浄カバーの下部にホースを取り付けられるような構造になっているため、廃液が勝手にそのホースを通ってバケツに集まる仕組みになっています。

エアコン洗浄カバーと廃液受け

昔はこの洗浄カバーが数万円もしたため業者の人しか手に入れることができませんでしたが、最近ではネット通販などで2000~3000円程度で購入することが出来るようになっています。

この洗浄カバーは何度でも利用可能ですので、「これからエアコンクリーニングは自分でやっていくんだ!」と決意した人は購入しておくことをおすすめします。

なお、洗浄カバーによっては本体カバーを取り外さずに洗浄するような説明書きになっていることがあります。

エアコン洗浄カバーの説明書

出典)エアコン洗浄カバー|CREEKS PRO

本体カバーを取り外さずに洗浄を行うと、本体カバー裏などに廃液が溜まったりして余計なところにまでカビが大量発生してしまうことにつながります。

ですので、できる限りきれいにしたいのであれば、本体カバーを取り外してクリーニングすることをおすすめします。

【必要なものその4】養生シートと養生テープ

エアコン掃除で使った養生シート

このエアコンクリーニングでは、電装パーツを上記のような養生シート(マスカーと呼ばれるもの、ホームセンターなどで200円程度で購入可能)を使って覆い隠し、水濡れを未然に防ぎます。

エアコンの電装品をマスカーで水濡れ防止

マスカーのフィルム部分はいろいろな長さのものがありますが、エアコン掃除では50cm程度のもので十分です。

なお、電装パーツの固定などで養生テープ(ホームセンターなどで200円程度)なども使ったりしますので、準備しておきましょう。

養生テープで電装パーツを固定する

【必要なものその5】プラスドライバー

エアコン電源カバー裏のネジを外す

エアコンの本体カバーを取り外す際、カバーを留めているビスをプラスドライバーで取り外す必要があります。

一般的なサイズのもので対応できますので、準備しておきましょう。

【必要なものその6】雑巾やタオルなど

DIYエアコン洗浄で使う雑巾

エアコン洗浄を行ってみるとわかるのですが、ノズルから勢いよく出た水が室内側に飛び散ったりします。

部屋に飛び散った水は雑巾などを使って拭き取りますので、何枚か雑巾を準備しておくと良いでしょう。

なお、エアコン洗浄後に送風ファンについた水を飛ばす際、大きめのタオルを送風口に取り付けて水しぶきを飛び散らないようにしたりすることもありますので、バスタオルなども準備しておくと良いでしょう。

バスタオルをエアコンの吹き出し口に取り付ける

エアコンの水道ノズル洗浄の具体的なやり方

ここからは、エアコンの水道ノズル洗浄の具体的なやり方についてお話していきます。

※この記事では一般的な家庭用エアコンのDIYクリーニング方法を紹介しますが、あくまでも参考程度にご覧ください。なお、DIY洗浄のデメリットは感電の危険や故障の可能性などがあることであり、少しでも不安がある場合はプロに任せるようにしてください。実施される場合は自己責任でお願いします。

なお、エアコンの分解するのが難しい場合は、洗浄スプレーや隙間ブラシなどを使って部位ごとに掃除していく簡単な方法もありますので、ご参考まで。

>>初心者向けの洗浄スプレーや隙間ブラシを使ったエアコン掃除のやり方

【STEP1】エアコンのコンセントを抜く

まずはじめに、クーラーのコンセントを抜いていきます。

家庭用のエアコンの場合、室外機には電源コードは存在せず、室内機側のコンセントを抜けばエアコンの電気を遮断することが出来ます。

エアコン掃除の前にエアコンのコンセントを抜く

また、コンセントのすぐそばにあるアース線(写真の緑色の線、電気は流れていない)は外さなくてもOKです。

【STEP2】フィルターや前面パネルを取り外す

次に、フィルターや前面パネルを取り外していきます。

まず、カバーパネルを開き、エアコンフィルターを引き抜いて取り外していきましょう。

エアコンの前面パネルを開く

エアコンフィルターを取り外す

今回はエアコンフィルターを掃除した直後だったのでキレイですが、ここにホコリが溜まっている場合は、ササッと掃除機などで吸い取っておくと、ホコリで周りを汚してしまいませんよ。

エアコンの前面カバーパネルは、パネルの付け根部分のストッパーを手前に引っ張り、パネルを開いたまま上方に持ち上げれば取り外すことが出来ます。

エアコンの前面パネルを開く

エアコン前面パネルのストッパー

エアコンの前面カバーパネルのストッパーを外した

エアコンの前面パネルが外れた

【STEP3】ルーバーを外す

次はエアコンの吹出口にある風向きを上下に調節するためのルーバーを取り外していきましょう。

吹出口にあるルーバーを手で開き、真ん中辺りのはめ込んでいる部分を手で上手く外していき、その後ルーバー全体をしならせながら、ルーバーの左側を抜き取ります。

エアコンのルーバーを手で開く

ルーバー中央部の止を外す

ルーバーをしならせながら左側から抜き取る

ルーバーの左側を抜き取ったところ

ルーバーの右側(ギア側)については、ルーバーの抜き取れる角度が決まっていますので、ルーバーを全開とか全閉とかにしてみて抜き取れる場所を探しながら取り外していきましょう。

エアコンのルーバーを手で下げる

エアコンのルーバーを手で閉じる

このルーバーの場合は、全閉の状態で左側にスルッと抜き取ることが出来ました。

エアコンのルーバーがはまっていた穴の形状

ルーバーをはめ込む穴はこんな感じで切り欠きがあり、そこにルーバー側の凸部が挿入されるという仕組みになっていました。

もう一つのルーバーも同様の手順で抜き取っていきましょう。

エアコンのルーバーを取り外したところ

こんな感じで、フィルター、前面パネル、ルーバーを取り外すことが出来ました。

【STEP4】エアコン本体のカバーを取り外す

ここからは、本体カバーを取り外していきます。

まず、エアコン本体前側にあるネジを外していきましょう。

エアコン本体カバーを止めているビスの場所

右側の方にあるネジを外すと、電源部のカバーを取り外すことが出来ます。

エアコン本体電源カバーを外す

エアコン電源カバーを外しているところ

電源部のカバーで隠されていた右下のネジも取り外していきます。

エアコン電源カバー裏のネジを外す

エアコン本体カバーのネジを外した後

これで本体カバーを取り外すことができるようになりました。

ですが、ここからが本番です。

クーラーの分解掃除の第一関門がこのエアコン本体のカバーの取り外しで、ネジを外した後の取り外しがうまくいかないことが多いので、気を引き締めていってください。

まず、エアコン下側に手を入れ、エアコン本体カバーを手前側にグィッと引っ張ってみましょう。

エアコン本体下側に手を入れて手前に引っ張る

すると、こんな感じでエアコンの下側のカバーが少し手前側に出てきます。

エアコンの本体カバーの下側が外れる

後は、本体カバーの上側のプラスチック製の爪を上手く上に持ち上げながら外しつつ、カバーの下側を引っ張っていけば、ガバッとエアコンカバーを取り外すことが出来ます。

エアコン本体カバーの爪を外しているところ

エアコン本体カバーを手前に引っ張る

初めてエアコン掃除をする場合、このエアコンの本体カバー外しで手間取ることが多いですが、コツを掴めば簡単に外せるようになります。

ちなみに、この機種の場合、エアコンカバーの爪はこのような感じになっていて、下に凸のところで引っかかっています。

エアコンカバーの爪はこんな感じ

この爪を外すイメージで上に引っ張りながら外していけば、簡単にエアコン本体カバーを取り外すことができるようになります。

エアコンの本体カバーを外した状態

これでエアコンの本体カバーを取り外すことができました。

【STEP5】熱交換器周りの電装品を取り外す

ここからは、電装品に水がかからないようにするために、マスカーや養生テープを使ってまとめてカバーしていきます。

まずはじめに、熱交換器の端っこについているアース線をドライバーで取り外し、右側の方に寄せておきます。

熱交換器に付いているアース線

アース線をドライバーで取り外す

アース線を横に移動した

次に、熱交換器に取り付けられているエバ温度センサーを引き抜いて取り外していきます。

熱交換器の温度センサー

熱交換器の温度センサーを抜き取る

この際、コードを引っ張ると断線することがありますので、センサー部分を持って引き抜くと良いでしょう。

取り外すことができたら、温度センサーも向かって右の方に移動させておきます。

次に、熱交換器に黒色の樹脂カバーと一緒に取り付けられている吸込空気の温度センサーも取り外していきます。

吸い込み空気温度センサー

この黒色の樹脂カバーは下側を持って上に引っ張るとポロッと取り外すことができます。

吸い込み温度センサーを取り外すところ

取り外すことができたら、こちらも右側の方に移動させておきましょう。

ここまで準備ができたら、右側に移動させたパーツを養生テープなどで動かないように固定しておきます。

養生テープで電装パーツを固定する

電装パーツを養生テープで固定したところ

豆知識として説明しておきたいことは、こうやって熱交換器に付いているパーツを外してしまえば、エアコンの濡れてはいけない部分は右側だけとなり、あとはその部分をマスカー(養生シートなど)で覆い隠してしまえば、エアコンの熱交換器や送付ファンをジャブジャブ水洗いしてやることができるようになります。

【STEP6】電装品をマスカーでカバーする

ここからは、右側に固めた電装品をマスカーなどでカバーしていきます。

まず、マスカーを適当な長さに切り、このような感じで貼り付けていきます。

マスカーを適当な長さにカットする

マスカーを電装パーツに貼り付けた

次に、雑巾で電装パーツを覆い隠すような感じで被せておきます。

雑巾を電装パーツに被せる

そして、先程のマスカーのフィルム部分を左から右にグルッと回してきて、電装パーツと雑巾を覆うような感じで固定していきます。

フィルムで電装パーツと雑巾を覆う

また、右側の方にもマスカーを取り付け、右側から左側に向かって電装パーツをおおおうような感じで保護しておきましょう。

マスカーを右側にも取り付ける

こうやって雑巾を内部に入れ、マスカーを左右から配置しておけば、電装品に向かって水が侵入する場所を極力減らすことができますし、万が一水が入ったとしても雑巾がその水を吸収してくれます。

この作業をしっかりとやって電装品に極力水がつかないようにしておくことが、このエアコンクリーニングのポイントとなります。

【STEP7】洗浄カバーを取り付ける

次は洗浄カバーを取り付けていきます。

洗浄カバーの取り付け方法は簡単で、袋から出したエアコンカバーをエアコンにかぶせていきます。

エアコン洗浄カバーの取り付け方

エアコン洗浄カバーをエアコンに被せる

この際、エアコンの裏側にカバーがちゃんと掛かるように、カバーをエアコンの背面に押し込むような感じで取り付けておきましょう。

そうすることによって、洗浄中のエアコン背面からの水漏れを最小限に留めることができます。

あとは養生テープなどを使って、エアコンカバーの上側を天井に固定します。

養生テープでエアコン洗浄カバーを固定する

ただし、この方法だと弱いタイプのビニールクロスの場合、養生テープを剥がす際にクロスも剥がれてしまうことがあります。

養生テープでクロスが剥がれた

クロスが弱そうな場合は、ピンを使って固定する方法のほうがいいかもしれませんので、どちらがいいかは状況によって判断してください。

ピンを使って洗浄カバーを固定

ピンを使って洗浄カバーを固定した

あとは、洗浄カバーの下部にホースを取り付け、カバーの前側の紐を縛って掃除がやりやすいような形に整えていきます。

エアコン洗浄カバーと廃液受け

【STEP8】水道ノズルを使って洗浄する

ここからはいよいよ水道ノズルを使って洗浄する工程です。

まずは、ノズルをアルミフィン部の方に向け、水を勢いよく吹きかけていきましょう。

水道ノズルでDIYエアコンクリーニング

「こんなに水をかけて大丈夫なの?」って思うかもしれませんが、この熱交換器側には電装品はありません(前のステップで右側に避けた)ので遠慮せずにジャブジャブ洗ってやりましょう。

また、私の家の場合は油汚れは殆どありませんのでしたので、洗剤を使わなくても水道の水圧だけでカビ汚れを落とすことができます。

なお、熱交換器は前から見えている部分だけではなく裏側にもありますので、そのことを意識して水をかけてやるといいと思います。

熱交換器の洗浄が終わったら、今度はエアコンの吹出口の方から中に向かって水を吹きかけ、送風ファンに付いたカビを洗浄していきます。

洗浄で出た廃液は、ドレンホースから室外に排出されたり、カバー側から室内のバケツに貯まっていきます。

廃液バケツに溜まったエアコン洗浄後の廃液

その室内側のバケツに溜まった廃液をみてみると、このような感じで水は少し濁り、カビ汚れが底の方に溜まっていました。

廃液ケースに溜まったカビ汚れ

ちなみに、このエアコンは毎年水洗いしているのでかなりきれいな方ですが、それでもこれだけカビ汚れが溜まっていたということになります。

【STEP9】本体カバーなどを洗う

エアコンクリーニングは熱交換器や送風ファンだけではなく、本体カバーやルーバーなども忘れずにきれいにしておきましょう。

本体カバーは、吹出口やカバーの裏側などにカビが発生していることが多いです。

汚れたエアコン本体カバー

エアコンカバーの吹出口に付いたカビ

エアコンカバーの裏側についたカビ汚れ

これらのカビ汚れは室外でスポンジなどをつかって水洗いしてやれば、簡単に洗い流すことができます。

水洗いしたあとはきれいな雑巾などで水滴を拭き取り、しっかり天日干ししておきましょう。

水洗いしたエアコンカバーを乾かす

【STEP10】パーツを元通りに取り付ける

本体カバーなどを乾燥させている間に、洗浄カバーを取り外し、エアコンの吹出口などに付いている水滴を軽く拭き取っておきましょう。

エアコンの吹出口の水滴

エアコンの吹出口などを拭く

水気を軽く拭き取ったら、電装品を覆っていたマスカーも取り外し、取り外した逆の手順でエアコンを組み立てていきます。

エアコン洗浄後

あとはエアコンの内部を送風または暖房運転で2~3時間ほど乾燥させてやるのですが、はじめの10秒ぐらいはファンに残っている水分が吹出口から飛び出してきます。

ですので、バスタオルなどを養生テープで吹出口周りに固定して、水滴を受け止めるようにしてあげるといいと思います。

バスタオルをエアコンの吹き出し口に取り付ける

バスタオルで水滴を受け止める

水滴は最初の10秒ぐらいしか飛んできませんので、しばらくしたらバスタオルは取り外してやってOKです。

お疲れ様でした。

これで水道ノズルを使ったDIYエアコンクリーニングは完了です。

DIYエアコン掃除のメリットデメリット

ここからは、このDIYエアコン掃除のメリット・デメリットについてお話していきます。

【メリットその1】自分でエアコン室内機を丸ごと洗える

水道ノズルでDIYエアコンクリーニング

今回紹介した掃除方法は、本体カバーを外すレベルの簡単な分解だけで、アルミフィン熱交換器や送風ファン、その他カバー類を一度に全部キレイに洗浄することができます。

【メリットその2】エアコンの風のニオイがかなり減る

アルミフィン熱交換器や送風ファンがきれいになると、そこを通って出てくるエアコンの風が以前より格段に臭わなくなります。

【メリットその3】風量が上がる(冷暖房効率が上がる)

エアコンのファン部分についたカビを掃除

掃除してきれいになったエアコンの吹出口

アルミフィンや送風ファンに付いていた汚れが落ちたため、新品時のようにスムーズに風が送り出されるようになります。

エアコンは室内機の風量が大きくなるほど冷暖房効率も上がっていきますので、エアコン掃除することで電気代も安くなります。

【メリットその4】音が静かになる

送風ファンに汚れがたくさんついていると、ファンの回転重心がずれてしまい、ファンが回転する際に発生する振動などで音がうるさくなってしまっています。

また、送風ファンやアルミフィンが汚れで詰まっている場合、新品時よりもエアコンの風量設定を強い設定(送風ファンを高速に回転させる設定)にしなければならなるため、ファンの回転音が大きくなります。

エアコン内部に固着していた汚れが取れると送風ファンがスムーズに回転するようになり、かつ低回転で十分に風を送り出せるようになるため、エアコン室内機の運転音が静かになります。

【メリットその5】除湿効率が上がる

エアコンアルミフィンの頑固なカビ汚れ

エアコンのアルミフィンが汚れていると、冷房運転や除湿運転でついた露が下のドレンパンに流れていかず、そのままアルミフィン部に留まってしまいます。

アルミフィン部の表面が清潔に保たれていると、フィン表面についた水分がスムーズに下に流れ落ちるため、スムーズにドレンパン、ドレンホースを通って室外に排出されるようになります。

冷却フィンとドレン皿、ドレンホースのイメージ図

特に梅雨や蒸し暑い夏の時期などはエアコン除湿を多用する事が多いですので、アルミフィンを洗浄スプレーで掃除することで除湿効果を高める(新品時に近づける)事ができます。

【デメリットその1】ある程度のDIYスキルが必要

エアコンの本体カバーを外した状態

この掃除方法はエアコン本体カバーなどを取り外して専用の洗浄カバーを行う方法なので、こういった作業が苦手な人にはあまり向かない掃除方法になります。

そのような場合は、エアコンクリーニング業者に依頼するか、エアコンをほとんど分解することのない以下で紹介している掃除方法を検討してみてください。

>>初心者向けのエアコン掃除方法まとめ

【デメリットその2】暑くてカビ臭いし、疲れる

エアコンを分解したり、エアコンを洗浄している最中は、エアコンを止めての作業になるため、部屋がものすごく暑くて、更にカビなどの生臭いニオイもかなりしてきます。

また、初めてこの作業をする場合は2~3時間ぐらいはかかってしまいますし、暑い部屋で行う慣れない作業なのでとても疲れると思います。

【メリットその3】洗剤やお湯が使えない

今回は水道水だけを使ってエアコンを掃除する方法ですので、キッチンやリビングなどのエアコンでよくある頑固な油汚れなどまでは落とすことができません。

そのような場合は、別の記事で紹介している手動の加圧ポンプを使ったエアコン掃除方法など、洗剤やお湯を使って掃除する方法を検討していきましょう。

【デメリットその4】ドレンパンの汚れまでは落とせない

取り外したエアコンのドレンパンと送風ファン

エアコン送風ファンの下側にアルミフィンから出る露を受け止めるためのドレンパンという部品があります。

エアコンのドレンパンに発生するカビ

今回の掃除方法ではこのドレンパンに発生したカビ汚れを落とすことはできません。

こういったドレンパンまでキレイにしたい場合は、エアコンを分解して掃除していく必要があります。

>>カビだらけのエアコン送風ファンを自分で分解掃除する方法

【デメリットその5】故障して動かなくなるリスクがある

エアコン掃除には、エアコン故障のリスクがあります。

自分でエアコン掃除するということは、それが原因でエアコンが故障して動かなくなっても自己責任になることを承知の上で行う必要があります。

経験上、エアコン掃除でエアコンが壊れたことはありませんが、エアコン故障が不安な場合は業者に依頼したほうが安心できると思います。

最後に一言

今回は、【水道散水ノズルでエアコン掃除】内部カビ汚れのDIYクリーニング(中級編)についてお話しました。

今回紹介した方法出れば、高価なエアコン洗浄電動ポンプなどを購入しなくても、エアコン内部のカビ汚れをかなりきれいにすることができます。

厨房などで使っているエアコンのように油汚れがきつい場合は、洗剤を使って高圧洗浄しないと汚れが落ちない場合がありますが、一般家庭のリビングなどで使っているエアコンレベルであれば、この方法でほぼほぼ対応できると思います。

最初は難しく感じると思いますが、一度できてしまえば、これから何回でもエアコン洗浄を自分で行うことができるようになります。

もちろん故障した場合は自己責任になりますし、保証などに入っている場合はそれが使えなくなるということも考えられます。

そのあたりのことも考慮して、それでも自分でエアコン掃除をやってみたいという人は是非参考にしてみてくださいね。

それでは!

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