Q.フィルターお掃除機能付きエアコンはクリーニング費用が高くなるので買わないほうが良いですか?

A.設置場所によってお掃除機能を最大限活用することができます。

せっかくお掃除機能付きのエアコンを購入したのに、エアコン内にカビ菌が大量発生してしまっているというケースによく遭遇します。

お掃除機能付きのエアコンは構造が複雑なため、エアコンクリーニングに時間がかかってしまうことから、一般的なエアコンに比べてクリーニング費用が5000円から1万円ほど高くなってしまうのが相場です。

「自動お掃除機能付き」と書かれていると、なんとなく「エアコンはメンテナンスいらずで、ずっと綺麗なまま使っていけるものだ」と思い込んでしまいがちですが、実際はそうではありません。

自動お掃除機能付きのエアコンが掃除をしてくれる場所は、基本的にはフィルターに溜まったホコリだけとなります。

これは、今までユーザーが定期的に行わなければならなかったフィルター掃除(2週間に1度が理想)をエアコンが自動で行ってくれるということを意味します。

エアコン掃除の基本はフィルター掃除

エアコンフィルターにたくさんのホコリが溜まってしまうと、風が通りにくくなるためエアコンの能力が落ち、消費電力が高くなってしまいます。

また、ホコリが溜まってフィルターから風を取り込めなくなった場合、エアコンフィルターと本体カバーの隙間といった様々な場所で隙間風が発生し、そこからエアコン内部にホコリや汚れが侵入し始めます。

エアコンフィルターの隙間からホコリが侵入

エアコンフィルターの掃除を自動的に行なってくれるお掃除機能付きのエアコンは、エアコンの性能を一定に保ち、またエアコン内部にホコリが侵入するのを防いでくれます。

このような話をすると、お掃除機能付きのエアコンは万能選手のように聞こえてしまいますが、実はお掃除機能付きのエアコンが苦手とする環境があったりします。

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お掃除機能付きのエアコンは「ホコリが多いリビング」や「油汚れが付きやすいキッチン」が苦手

お掃除機能付きのエアコンは完全にメンテナンスフリーというわけではありません。

お掃除機能付きエアコンには以下のような2種類のタイプが存在していて、一部の機種ではダストボックスに溜まったホコリを定期的にゴミ箱に捨てる必要があります。

フィルター自動お掃除機能付きエアコンの2つのタイプ

  1. 掃除したホコリを屋外に排出するタイプ
    →基本的にはメンテナンスフリー
  2. 掃除したホコリをダストボックスに溜めるタイプ
    →ダストボックスに溜まったホコリを半年に1度のペースで捨てる必要がある

1の溜まったホコリや汚れを屋外に排出するタイプでは、汚れやホコリをダスト配管からブロアで飛ばして室外に排出します。

このようなタイプのエアコンの場合、基本的にはメンテフリーで使い続けていくことができる構造になっています。

ただし、ホコリが大量に発生するリビングなどに設置した場合、ダスト配管がホコリで詰まってしまい、ブロアだけでは飛ばせなくなることがあります。

こうなってしまうと、ダスト配管の詰まりをエアー(圧縮空気)で吹き飛ばして取り除いたりする必要が出てきます。

2のダストボックスにホコリを貯めるタイプの場合も、エアコンをホコリの多い環境に設置した場合、ダストボックスがすぐにいっぱいになってしまいます。

それに加えて、半年に一度のダストボックスのホコリを捨てる作業をうっかり忘れてしまってダストボックスが一杯になった状態のままにしてしまうと、自動お掃除機能がうまく働かず、フィルターにホコリがどんどん溜まってきてしまいます。

いずれの場合も、ホコリが少ない環境(寝室や書斎など)だとフィルターに積もるホコリの量も少なくなるため、上記のようなトラブルは起こりにくくなります。

ホコリが多い場所以外にも、キッチンやリビングなど料理などで油をうような場所も自動お掃除エアコンは苦手です。

例えば、リビングで卓上コンロで焼き肉をしたり、ホットプレートでたこ焼きやお好み焼きをすると、空気中に油の微粒子がたくさん浮遊してしまいます。

そういった油の微粒子をエアコンが吸い込むと、フィルターに油がついてフィルター表面がベタベタしてしまい、自動お掃除機能ではホコリを取り除くことができなくなります。

また、油の微粒子はフィルターを簡単に通過していってしまいますので、エアコン内部に油が付着し、それがカビ菌の栄養となっていきます。

これはお掃除機能の有無に関係なく発生してしまいますので、そういった油を使って料理をするような場所には、高額なクリーニング費用な必要になるお掃除機能付きのエアコンをわざわざ取り付ける必要はありません。

ここまでのことをまとめていくと、寝室や書斎など油汚れやホコリが少ないような環境であればメンテナンス回数を減らすことができるお掃除機能付きのエアコンが活躍してくれます。

逆に、ホコリが多く、油汚れが付きやすいキッチンやリビングなどの場合、お掃除機能付きのエアコンでも、普通のエアコンでも定期的なエアコンクリーニングが必要になってきますので、そういった場所にはあえて高価でクリーニング費用も高くなるお掃除機能付きのエアコンを設置する必要はありません。

お掃除機能付きのエアコンを購入する場合は、設置環境をよく観察して、ホコリが少なく、油汚れのないような場所を選んで設置することをおすすめします。

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