A.設置場所によってお掃除機能を最大限活用することができます。
せっかくお掃除機能付きのエアコンを購入したのに、エアコン内にカビ菌が大量発生してしまっているというケースによく遭遇します。
お掃除機能付きのエアコンは構造が複雑なため、エアコンクリーニングに時間がかかってしまうことから、一般的なエアコンに比べてクリーニング費用が5000円から1万円ほど高くなってしまうのが相場です。
「自動お掃除機能付き」と書かれていると、なんとなく「エアコンはメンテナンスいらずで、ずっと綺麗なまま使っていけるものだ」と思い込んでしまいがちですが、実際はそうではありません。
自動お掃除機能付きのエアコンが掃除をしてくれる場所は、基本的にはフィルターに溜まったホコリだけとなります。
これは、今までユーザーが定期的に行わなければならなかったフィルター掃除(2週間に1度が理想)をエアコンが自動で行ってくれるということを意味します。
エアコンフィルターにたくさんのホコリが溜まってしまうと、風が通りにくくなるためエアコンの能力が落ち、消費電力が高くなってしまいます。
また、ホコリが溜まってフィルターから風を取り込めなくなった場合、エアコンフィルターと本体カバーの隙間といった様々な場所で隙間風が発生し、そこからエアコン内部にホコリや汚れが侵入し始めます。
エアコンフィルターの掃除を自動的に行なってくれるお掃除機能付きのエアコンは、エアコンの性能を一定に保ち、またエアコン内部にホコリが侵入するのを防いでくれます。
このような話をすると、お掃除機能付きのエアコンは万能選手のように聞こえてしまいますが、実はお掃除機能付きのエアコンが苦手とする環境があったりします。
次のページでは、お掃除機能付きのエアコンが苦手とする具体的な環境についてお話していきます。